SEとは †
多い勘違い †
- SE志望の率直な理由が「人と接する場面が少なそうだから」という勘違いが多い。
- SEは、扱う製品がPC画面内ないしはweb上にあるというだけで、SEだからといって他に比べて人と接する場面が少ないということはない。普通に対人スキルは重要。
- 多くの場合、SEとプログラマー(PG)と混同しているものと思われる。PGは高専などでプログラム言語を専門に訓練してきた者が就く技術職で、4大新卒の募集は限定的である。
SEのバリエーション †
- 開発SE 「勘定奉行」「一太郎」など、販売する既成の製品(パッケージ)を開発する。
- アーキテクト・ブリッジSE 開発案件の設計を行いPGへ発注、開発行程を統括・管理する。
- フィールドSE クライアントからのシステム開発案件を営業とともに開発し、クライアント環境に適用・メンテナンスする。
- ネットワークSE(NE)・インフラSE システムが動作する社内のPC端末やネットワーク環境を構築・メンテナンスする。
- ○○SE
文系でも大丈夫? †
- 扱う製品が全てデジタルなので、デジタル方面が苦手でないことが最低条件。PCのキーボードを扱えるとなおよい。
- 卒業学部による採用への影響はほぼない。理系の専門スキルが要求されるような職種のSEにそもそも文系は応募できない。
- できれば、例えばアプリを自分で作ってみたい、といったモノづくりのチャレンジ精神、新しいものに抵抗なく触れる好奇心などがあるとなおよい。
- ようするに卒業学部ではなく、その人個人の資質次第。
開発言語は学ばなくても大丈夫? †
- 開発言語とは、JavaやPython、Perl、C言語といった、プログラムを組むときに利用する専用の文法形態のこと。それぞれ特徴があり目的とする機能やハードウェアに合わせて使用する言語を選択する。
- SEが自分でプログラムをキーボードから打ち込んでいく機会は多くない。PG専門部隊に任せたほうが早いし間違いがなく、何より安いからである。(SEの社内労働単価は一般的に高価)ややもすると、SEはプログラム開発言語を無理して知らなくても何とかなると錯覚しやすい。
- 真の箱入り令嬢は、屋敷の従事者に指示を出すために炊事洗濯や裁縫などの技術はひととおり学んでいる。完成形がどのようで、何をどう使えばそれが実現できるかを理解できていなければ人への指示は出せない。
- 実際にプログラムを打ち込む(コーディングとよぶ)作業はセンスと経験も絡む芸術的範疇でもあるため深入りする必要はないが、彼らに完成形への大まかな道筋を示し、完成したらその中身を開けてみて内容を理解できる必要はある。
- 開発言語の学習について、就活の段階ではかなり個人差があるものと思われるが、学べばよいだけなので、ゼロの状態でもそんなに深刻に考えなくてもよい。入社後の社内研修はあてにせず、出来るところから、早めに始めるのが望ましいと思う。今までの人生で培ってきた「勉強」スキルが、ついにやっと初めてここから活かされる。
- では、どの言語を学べばよいかという話になるが、重要なのは、言語が動作する環境が簡単に揃えられること。場合によっては専用のソフトウェアを購入する必要がある。まずは、現在あるブラウザで動作確認ができ、Windowsのメモ帳でコーディングが可能な「HTMLタグ」を覚え、そこからJavascript、PHPなどに進むのが最も容易と思われる。
デスマーチを乗り越えて †