服装 †
清潔感の意味 †
- 服装は清潔感のあるものであること。
- 服飾業界などでもない限り、オーソドックスに、シンプルに。服装や髪型で主張できる個性なんてたかが知れている。内面勝負であるところの面接で、内面以外で減点されないことだけを考えればよい。
その他 †
お金ってどれくらいかかる? †
- まずリクルートスーツ・靴&カバン等一式で5~8万円がおよその相場か。スーツは量販店のものでなく就活向けのオーダーメイドを推奨する。
- 交通費、食費、喫茶店代など、小銭も積もれば月に数万円にもなりうる。活動予算として、スーツ等代とは別に最低でも10万円は開始する時点で準備しておきたい。貧すれば鈍する、事前の貯金や親御さんとの交渉は計画的に。
新聞は読むべき? †
- ネットニュースの問題点は、タイトルをクリック/タップしないと全文が表示されないところ。新聞は興味のないジャンルまで強制的に一覧できる。
- ネット媒体は即時性に長け、無料で閲覧できる利点が圧倒的だが、比較的少人数で執筆・校正していることが多く、スピード重視で不備が残ったり、個人ないしは少数の論調に偏りやすい。
- テレビやPCモニタ、スマホ画面は発光体からの光をスクリーンに透過させる「透過光」媒体であり、紙などの印刷メディアは当たった光が反射することで視認する「反射光」媒体である。心理学的には前者は情緒的・主観的でのめり込みやすく、後者は分析的・批判的で客観的に冷めて見ることができる、という研究報告がある。
- 両者の違いを知った上で、賢い選択をしてほしい。
ツイテルツイテル、超ラッキー♪ †
- 「ツイテルツイテル、超ラッキー♪」と呪文のように唱えていると、本当に良いことが起きる。
- 具体的には、「ラッキー」の最後が母音「イ」で口角が上がるので、この言葉を唱え続けると自動的に笑顔になる。
- 周囲のサポートがある人間は何かとうまくいく。上機嫌でいることが、その第一条件。人は機嫌のいい人に好感を持つし、不機嫌な人とは関わり合いたくない。周囲の全てを味方につける強制アゲアゲ上機嫌モードへの魔法ワード。
就活マニュアルは悪? †
- マニュアルとは、先人の成功と失敗の経験の蓄積をまとめ上げた、人類の叡智。人が一生ないし半生かかって学ぶ内容を、始める前に一読で追体験できる。
- 就活のマニュアルは、最低限守るべき基本ラインと考えてよい。それ未満は問題外。ようするに必須。
- バイトの接客マニュアルは「減点回避」が優先項目だが、就活では「加点獲得」を主眼とすべきこの両者の違いに、就活マニュアルを糾弾する意見の勘違いは集約される。マニュアルを守れば、誰でも70点は取れる。それを超えたところを考えることに、人間として成長するチャンスがある。何が不要で、何を足せばより良くなるか。マニュアルという一つの「たたき台」が存在するからこそ、その先を考えられる。その「個性」を輝かせるチャンスを、自ら放棄するな。
英語はやっぱり必要? †
- 職場によって様々。一切英語に触れることなく退職を迎える職場もあれば、いきなり英語でメールのやり取りが必要なところも。
- 外国語の力の大半を占めるのは語彙力。「英語が苦手」と言っている人の大半は根本的に語彙力が全く足りていない。取っ掛かりとして鍛えるなら語彙力で、ターゲット500でも一週間かけて覚えれば世界が変わる。あとは英字新聞でも「英語字幕ON→OFF映画」でも何でも好きにやればいい。(ちなみにTOEICスコアとは、英語で業務の指示を受けてそれをどの程度理解できるかを表す指標。テスト内容も語彙力にかなりの力点が置かれている)
- 英語がある程度得意という認識があるなら売りにしても良いと思うが、就職のために英語を鍛えるのは本末転倒。現状、英語が必要な職場が以前よりは増えつつあるというだけで、少なくとも日本国内市場を相手にする限り英語とは全く接点がない仕事のほうが圧倒的多数。英語が必要な就職先を切り捨てるのも就活の選択としては大いにありだと思う。
- 英語字幕ON→OFF映画とは何でしょうか? --
- 英語字幕ON→OFF映画とは、映画を使ったリスニングトレーニングです。まずは音声「英語」字幕「英語」で視聴、慣れたら音声「英語」字幕「OFF」にします。日本や英語圏以外の映画でも音声や字幕が英語に対応していればこれができます。映画一本通してだと長いので、チャプター単位でチャレンジすると良いかもしれません。 --
死生観を身につける †
- いかに死ぬるか。死を意識した時、人間は究極に成熟する。大事故、大病、震災などの偶発、外的要因ではなく、自ら学んでこれを学生のうちから身に着けている者は皆無に等しい。
- いつでも死ねるからこそ、今を生きられる。死と向き合い、自らにとって死とは、生とは何かを問う。見聞を広め、先人の遺した記述に意志を持って目を通す。死生観が身についている人間は、覚悟が、厚みが、考え方の次元が違う。
- 死生観とは即ち人生観と同義であり、一生をかけて錬成するものかもしれない。その漠然とした巨大すぎる概念の先頭に「死」を持ってくることで、かなりのショートカットが見込める。
- 死は忌み嫌うものではなく、日常の裏に常に存在している。その存在を無視せず、たまたま生かされたことへ感謝することから、まずは始めてみよう。
悟りとは何か †
- 悟りの境地にあれば、何事にも動じない。確かにそれは、そのとおり。
- 悟りとはすなわち、感情のコントロールが完全であること。特にマイナスの感情、怒り、悲しみを克服できること。
- 人間の感情は、周囲への関心から生まれる。関心は期待を生み、その期待が裏切られるとマイナスの感情となる。その裏切られた期待が至極真っ当なものと思えば怒りの感情に、ある程度思い通りにいかないのもやむなしと思えば悲しみの感情につながる。
- 例えば店員の態度の横柄さに直面したとき、店員の接客はこうあるべき、という期待とのギャップが怒りを生む。その期待すべき店員像を至極真っ当だと信じて疑わず、そこからのギャップが大きいほどに、怒りの度合いは強くなる。
- 例えば親しい人が自分の前からいなくなったとき、一緒にいたいという自らの期待もさることながら、やむを得ない面を納得するなら、その期待が達成されないことで悲しみの感情が生まれる。やむを得ないと思う要素が薄くなると、怒りの感情が濃くなる。
- 周囲への関心があるから期待が生まれ、その期待が裏切られるとマイナスの感情となる。つまり、マイナスの感情から解放されたければ、周囲へ期待を抱かない、周囲への関心を持たないことである。
- (蛇足であるが、怒りっぽい人とは、周囲への期待が過剰な人であり、あまり怒らない人とは、周囲への関心が希薄な人と、この観点からは言えることになる)
- 周囲への関心を遮断すること、これこそが悟りの境地のメカニズムである。
- 周囲への関心とは、好奇心そのものであり、20代の人間にとっては欠かすことのできない最重要な素養の一つである。好奇心を失うことを潔しとする者は、電波の届かない僻地にでも隠棲して余生を過ごすべきで、社会に出るべきではない。
- よって、悟りは現時点では必要ない。マイナスの感情の発生を抑止する必要はないが、生まれてしまった感情を制御する術は学んでおいたほうが良い。
マイナスの感情をコントロールするには †
星に願いを †
- 「流れ星を見たとき、消えないうちに願い事を三回唱えることができたら、その願いはかなう」って信じる?これは迷信でもなんでもない、心理学や脳科学の研究結果によって実証されているホントウの話。
- 人間の脳は、一つのゴールを設定すると、そこまで到達するルートを自動的に検索し、自動的に実行する機能を持つ。(専門用語で目的指向性という) 普段から強くそれを心に思っていることで、潜在意識が日常生活の中で必要な情報を選び取り、必要な行動へと自身を促す。あなた自身がやるべきことは、その願いを普段から強く持ち続けること。あとは脳が勝手にそれを実現してくれる。(これは楽器の習得にも応用できる。特に音色の方向性やビブラートはほとんどこれ以外で鍛えられない)(ただし実現難易度が高ければ時間もかかる)
- あるとき突然、あなたの希望は何ですか、と問われてから流れ星が消える1秒の間に三回繰り返せるくらいに常に強く思っているなら、潜在意識がそれをかなえる十分条件としては合格ということ。
- 願いを強く持つには、紙に書いておくことが一番効果的。潜在意識が理解しやすいように、なるべく具体的に、簡潔に書く。それを自室のドアに貼る、スマホの待受壁紙にしておくなど、毎日強制的に目につくようにしておくとよい。
シン・日記の付け方 †
- 人間が他の動物と一線を画せるのは、過去の行動を記録し、かえりみて、それを次の行動に活かせるから。
- 毎日の行動記録を残す、ここまでは難しくない。既に行えている人も多いかもしれない。問題は、その日記をどうしているか。
- 日記を、毎日全て読み返すのだ。3年分あったらそれを全て、10年分、20年分でも同様。その膨大な日記を毎日、読む。最初は読み返すのに一日かかるかもしれない。しかし毎日それをやっていると、全部読まなくてもだいたいで目を通せる。そのうち、見なくても頭に入っているから済むようになる。全てをざっと見返すのは、数ヶ月に一度くらいで良くなる。
- 日記の書き方の詳説は無数にあるが、その読み方に言及するものは皆無に等しい。書き方など、好きに書けばよい。所詮は記憶を補助するメモ書きに過ぎない。いつ、どこで、誰と何をして、どう感じたか。そうした今までの行動ログを全て記憶していることによる今後の思考・行動におよぶ影響の破壊力を、想像できるだろうか。
とりあえずの棚上げはするな †
- 「これは、今しなくていい。とりあえず置いといて、然るべき時になったらきちんとやろう」と棚上げしている事柄がある場合、そのために頭のメモリ・リソースを常時消費していることとなり、頭の中でマルチタスクを常時走らせているのと同じ状態と思ってよい。
- 今すぐにできることなら今すぐ済ませる(判断の目安としては、推定所要時間30秒以内、あるいは作業の道筋が明らかに思い浮かんでおり迷いなく完了させる自信があること)。すぐにはできないことなら、タスクリストを作るなどして、棚上げ事項を一覧できるようにしておきたい。タスクリストはスマホのアプリでも、100均のふせん紙でも、なんでもよい。
- ちなみにメールやメッセージには、可能な限り急いで返信するのが既に常識。「読みました」だけでも返信はその場でしとく。100点の返信に一日かかるより、30点でも5秒で返せる人間になれ。